この授業では、投資の本を読んだ後に動くための宿題の作り方がわかります。できなかった週の立て直し方も、あわせて学びます。
朝のホームルーム
ガラガラ。三岡新入生が、本の山を抱えて入ってきました。しかも、前が見えません。そして、黒板に激突です。ぷくっ(ふくらみ1回)。
「ぼ、ぼく、今月だけで投資の本を3冊読みました。なのに、何も変わってないんです。投資本を読んだのに、行動できないんです」
まず、村野教頭が出席簿を開きます。「三岡さん、出席。もちろん、本の山も出席ですね。さて、この時間は、投資の本を読んだ後の読書を行動に変える回です」

たとえば1冊1,500円の本を3冊なら、4,500円です。つまり、ランチ5回分(1回900円として)。ただ、読んで終わりなら、その4,500円は「いい気分」で消えます。でも投資の本を読んだ後に1つだけ動けば、本代は「経験」に変わります。
投資の本を読んだ後
宿題を1つだけ決める
宿題1つ
1読んだ後の4歩
2読書メモは3行だけ
3宿題の大きさ
- NISAのページで年間の枠を1つ写す
- 今月の家賃を書く
- 調べるだけ。お金は動かさない
- 10個など多すぎる宿題
- いきなり買う宿題
4数字で覚える
2週続けてできなければ、本が合っていないサインです。
授業:投資の本を読んだ後の「宿題」方式
そこで、村野教頭が黒板に大きく書きました。「行動できないのは、意志が弱いからではありません。つまり、本が、宿題を出してくれないからです」
教頭は、連絡帳にたとえます。もし先生が黒板を全部写させたら、誰も続きません。一方、連絡帳には「次の日の持ち物」を1行だけ。投資の本を読んだ後も同じで、自分で1行の宿題を書きます。
「ふむ。積んだ本は、わしより古いのう」と、白衣のホズミ先生が丸メガネを上げました。「だから、古い本を崩すのは、気合ではなく段取りじゃ」
要点1 投資の本を読んだ後の読書メモは3行だけ
まず、読み終えたら、メモを3行だけ書きます。1行目は、本から1つだけ拾った言葉。2行目は、自分の生活にあてはめたらどうなるか。3行目は、今週やる1つです。
下の図のように、流れは「読む、3行メモ、宿題を1つ、やって○」の4歩です。

「ただし、3行を超えると、メモが日記になります」と教頭。そのため、三岡は急いで消しゴムをかけました。
要点2 宿題は1つだけ、5分で終わる大きさ
投資の本を読んだ後の宿題は、大きさがいちばんの分かれ道です。たとえば「毎月3万円を積み立てる」は、いきなり重すぎます。その結果、三岡の顔がまたふくらみかけました。ぷくっ(ふくらみ2回)。
「ひぇっ、それ、月いくらからですか?」
「今は金額の話ではありません」と教頭。「うまい話のにおいは、だいたい分かります。だいたい。ですが、宿題は、においのしない小さな話から始めます」
むしろ宿題は、お金を動かさず、調べるだけで構いません。たとえば、金融庁のNISAのページを開いて、年間の枠の数字を1つ写します。つみたて投資枠は年間120万円、成長投資枠は年間240万円です(2026年10月25日確認)。
さて、下の図は、宿題になるものと、ならないものの比べです。

もう1つ、大事な話です。また、投資には、元本割れ(払ったお金が減ること)の可能性があります。だから最初の宿題は「買う」ではなく「調べる」に寄せると、無理がありません。
お金の準備の順番については、別の解説記事でも詳しく書かれています。
資産運用の前に、手取りと支出の把握や給料日の貯蓄の先取りなどを、順に整える手順をまとめた記事です。
参考:資産運用を始める前の準備の手順を整理
要点3 投資の本を読んだ後にできなかった週は、宿題を小さくする
投資の本を読んだ後の宿題をサボった週は、責めません。ただ、宿題を半分に切るだけです。たとえば「支出を3つに分けてメモ」ができなければ、「今月の家賃を書く」だけにします。
さらに、2週続けてできなければ、本が合っていないサインです。次の本は、宿題が1つ終わってから。教頭の決まりは、これだけです。
最後に、下の図は、宿題の合格サインです。

こうして、三岡は、3行メモの1行目に「宿題は1つ」と書きました。ただ、字がぷるぷる震えています。
小テスト|投資の本を読んだ後の宿題
問題:投資の本を読んだ後、読書メモを書いたら、宿題はいくつ決めるのがよいでしょうか。
- A 10個。多いほど安心です。
- B 3個。三脚のように安定します。
- C 1個。5分で終わる大きさにします。
答えはCです。なぜなら、1つなら、今週中に終わらせやすく、できた感覚が次の本につながります。
今日の宿題|投資の本を読んだ後の5分
まず、いま積んである本を1冊取り出します。次に、目次から気になる見出しを1つ選び、スマホのメモに書き写してください。5分で終わります。投資の本を読んだ後の宿題は、それだけで合格です。
校長のひとこと
授業中、ずっと寝ていたシーラカンス校長が、ぱちりと目を開けました。「…つまり、本はの、積むものではなく、ひとつ動くものじゃ。わしは4億年、売ったことがない」。そう言って、また寝ました。

放課後・購買部
購買部のマネッコ先輩「へい、らっしゃい!今日のパンは仕入れ中でやんす。準備中ですので、少々お待ちを」
教頭の補習(希望者だけ) もっと突っ込んで知りたい人へ。ウハウハ高等学校には、月額1,000円の有料オンラインコミュニティがあります。最新情報の配信、チャットでの質問、会員同士の交流ができます。入りたい人だけ、入学案内をのぞいてください。コラムは、これからもずっと無料で読めます。
次回予告
次の教室は、バンカラ姿の井松仙人がいる配当ハイギョの沼です。会社から株主に渡るお礼のお金「配当」を、ゆっくり読みます。
本の書誌情報(著者・出版社・発行年)は、国立国会図書館の蔵書検索で確認できます。図書館の使い方や読書推進の情報は、日本図書館協会も公表しています。
合わせて読みたい
出典と確認日
- 金融庁「NISAを知る:NISA特設ウェブサイト」https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/index.html(つみたて投資枠・成長投資枠の年間投資枠)
- 確認日:2026年10月25日
この記事は学習用の情報で、投資の勧誘や助言ではありません。投資の判断はご自身でお願いします。先生や生徒の名前はフィクションで、実在の企業・団体・人物とは関係ありません。
この学科の記事を読む順に並べたページは、積ん読科のまとめ|記事の一覧と読む順番です。
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