朝のホームルーム
2026年11月3日の朝、三岡新入生は食の事業のニュースを2つ書き写したメモを持って、のれん分け科の教室に入りました。「先輩、キノコの会社が新しい研究拠点を作った話と、事業承継の税制の話があります。別々の話ですか」。

マネッコ先輩は法被姿で言いました。「へい、らっしゃい!別々に聞こえて、店の段取りでは1枚の紙でやんす」。村野教頭が出席を取りながら言いました。「売り物の計画と、後継ぎの計画です」。

事業は2つの計画
作る欄と継ぐ欄を分ける
355件
1報道に出た数字
2計画を分ける2つ
- 混ぜると進み具合が見えない
- 税制は順番と相談で読む
3段取りの順番3つ
授業:食の事業の2つの計画を読む
要点1 新しい研究拠点は、売り物を作る側の計画です
村野教頭は、要点を3つに分けて教えました。2026年10月19日の農業タブの要約では、ユキグニファクトリーが埼玉に「キノコミライラボ」という新しい研究拠点を開設し、マイタケの研究やキノコ由来の新しい食品の開発を進めると伝えられました。三岡はぷくっ(ふくらみ1回)とふくらみました。「ひぇっ、それ、月いくらからですか? 研究拠点って、店とは別の話ですか」。
教頭は言いました。「研究は、将来の売り物を作る仕事です。うまい話のにおいは、だいたい分かります。だいたい。店の棚の話と、棚に並ぶ物を生む場所の話は、つながっています」。マネッコ先輩は言いました。「新しい物が生まれる場所がある店は、棚が若返るでやんす」。
要点2 事業承継は、店を引き継ぐ側の計画です
もう1つの話題は、事業承継(事業を次の担い手へ引き継ぐこと)の税制です。2026年10月17日、東京商工リサーチでは、法人版事業承継税制の活用が増えていると伝えられ、社長の平均年齢は2025年で63.81歳、2026年1月から8月の「後継者難」の倒産は355件という数字も示されました。建設の現場でも、職人と後継者の不足は大きな課題です。業種が違っても、引き継ぐ段取りを早くから書く必要は共通します。
教頭は続けました。「承継の税制は、使えるかどうかと、使う順番が大事です」。個別の判断は、税理士などの専門家に確かめます。一般の仕組みは公式の情報で読み、自分の店の当てはめは相談の場で分ける約束です。
個人で商いを始める手順の記事でも紹介しましたが、開業の段取りは、届け出のような手続きと、売り物の準備と、人の計画を分けて書くと全体が見えます。
参考:個人で商いを始める手順は?開業届から最初の売上まで
要点3 2つの計画は、1枚の紙に分けて書きます
たとえ話を1つだけします。部活では、新しい演目の練習計画と、来年の部長を育てる計画は、別の欄に書いて初めて両立します。事業も同じで、売り物を作る計画と、引き継ぐ計画を同じ欄に混ぜると、どちらも進み具合が見えなくなります。のれん分け科では、開業や加盟を考えるときも、本部の売り物の開発の様子と、自分の店の引き継ぎまで見通す目を養います。
教頭が最後に言いました。「計画は、作る欄と継ぐ欄に分けて書く」。三岡はノートに2つの欄を書きました。数字の日付と出典名を添えた記録は、計画を見直す時期を決める土台になります。
マネッコ先輩が補足しました。「へい、らっしゃい。のれん分けも、継ぐ話の親戚でやんす」。加盟店の開業では、本部から店の形を受け取りますが、長い先には自分の店の引き継ぎも視野に入ります。三岡は「始める日に、継ぐ話の欄も作るのですね」と言いました。欄を作るだけなら、今日からでも始められます。
小テスト
問題:事業承継の読み方として合うものはどれでしょう。A:売り物を作る計画と分け、引き継ぐ段取りを早くから書く。B:後継ぎの話は、店が困ってから初めて考える。C:税制の仕組みだけで、引き継ぎの段取りは決まる。
答えはAです。計画の欄を分けることで、進み具合が見えるようになります。
今日の宿題
気になる事業を1つ選び、売り物の計画と引き継ぎの計画を1行ずつメモしてください。書けない欄が、次の確認点です。5分でできます。
校長のひとこと
授業の間、眠っていたシーラカンス校長が目を開けました。「店は、作る計画と継ぐ計画で回るものじゃ」。そう言って、また眠りました。

中小企業向けの支援策や制度は、中小企業庁が公表しています。キノコを含む農産物の研究情報は、農研機構が公表しています。食や農林水産物に関する国の統計・制度は、農林水産省が公表しています。
合わせて読みたい
個人で商いを始める手順は?開業届から最初の売上まででは、開業の手続きの順番をまとめています。事業を引き継ぐ話と並べて読むときの参考になります。
出典と確認日
- 出典:農業タブの要約
- 出典:東京商工リサーチ
- 確認日:2026年11月3日
この記事は学習用の情報で、契約や投資の勧誘や助言ではありません。契約や投資の判断はご自身でお願いします。先生や生徒の名前はフィクションで、実在の企業・団体・人物とは関係ありません。
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