ウハウハ高等学校/日本株の教室
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アルプスアルパイン 2026年10月30日 四半期決算!

霞を食って、配当で暮らすのじゃ井松仙人/日本株の教室

朝のホームルーム

朝の教室です。三岡新入生(アベニーパファー)が、首をかしげながら決算短信を眺めています。『先生、アルプスアルパインの決算です。売上は増えているのに、純利益が8割近く減っています。増収と減益って、同時に起きるんですか』

出席をとっていた村野教頭(エレファントノーズ)が答えます。『三岡、出席。同時に起きます。売上と利益は別の行です。今日はその読み方の練習です』

日本株学科の井松先生(ハイギョ)が口を開きました。『事業ごとに見れば、明と暗が分かれておるはずじゃ』三岡は緊張でぷくっとふくらみました。『ひぇっ、それ、月いくらからですか?』

アルプスアルパインの中間決算
増収と減益が同時に出た

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中間決算
2027年3月期 第2四半期(2026年4〜9月)・日本基準
経常利益 138億400万円 前年同期比-44.1%

1主要数字

項目 実績 前年同期比
売上高 5,429億6,400万円 +7.4%
営業利益 132億600万円 -37.8%
経常利益 138億400万円 -44.1%
純利益 29億5,200万円 -77.8%

2数字で見る

30.3%通期経常計画455億円への進捗率
64円年間配当の予想

3計画と事業別

通期計画売上高1兆450億円・経常利益455億円を据え置き
モビリティ事業営業利益から営業損失に転じた
センサー・コミュニケーション営業損失は縮小した

4確かめる点

  • 増収でも利益が減る行の組み合わせを見る
  • 事業別の損益で明暗を確かめる
  • 進捗率の低さと下期の前提を照らす
ウハウハ高等学校

授業:アルプスアルパインの中間決算を読む

村野教頭が黒板の前に立ちました。『では授業です。アルプスアルパインが2026年10月30日に発表した、2027年3月期第2四半期(中間期)の決算短信〔日本基準〕(連結)です。期間は2026年4月から9月まで。要点は3つに絞ります』

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要点1:売上は7.4%増、純利益は77.8%減

売上高は5,429億6,400万円で、前年同期比7.4%増でした。一方で、営業利益は132億600万円で37.8%減、経常利益は138億400万円で44.1%減、親会社株主に帰属する中間純利益は29億5,200万円で77.8%減です。売上が増えても、費用や損失が増えれば利益は減ります。増収と減益の組み合わせは、決算で珍しいものではありません。

三岡が尋ねます。『売上が増えたのに、どうして利益が減るんですか』村野教頭は答えました。『利益は売上から費用を差し引いた残りです。残りが薄くなれば、売上が伸びても利益は減ります。だから、売上と利益は必ず両方の行を読むのです』

三岡がメモを取りました。『増収減益。今日の言葉として、ノートに書いておきます』

要点2:事業ごとに明暗が分かれた

短信の要約では、モビリティ事業が営業利益から営業損失に転じた一方、センサー・コミュニケーション事業は営業損失が縮小したとされています。同じ会社の中でも、伸びる事業と苦戦する事業が同時に出る決算です。全体の合計だけでは見えない変化は、事業別の損益で確かめられます。

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井松先生が目を細めます。『合計の数字は、内訳の喧嘩を隠すことがあるのう』

直近の7月から9月までの3か月でも、経常利益は136億円で、前年同期比41.6%減でした。売上営業利益率は、前年同期の6.6%から4.6%に下がっています。累計の減益は、直近3か月でも続いていたことが確かめられます。

要点3:通期計画は据え置き、経常の進捗率は30.3%

通期計画は、売上高1兆450億円、営業利益485億円、経常利益455億円、純利益300億円のままで、据え置かれました。年間配当は64円の予想です。ただし、上期の経常利益の進捗率は30.3%で、過去の平均的な進み具合を下回っています。据え置きの計画に対して進捗が低い決算では、下期に会社が置いている前提を、短信で丁寧に照らし合わせることが大切です。

村野教頭が黒板を指しました。『増収減益、事業別の明暗、進捗率。この3点を押さえれば、決算の骨格は読めます。うまい話のにおいは、だいたい分かります。だいたい』井松先生が返します。『霞を食って、配当で暮らすのじゃ。進捗の低さは先に確かめる』三岡は大きく頷きました。

小テスト

では小テストです。アルプスアルパインの中間決算の読みとして正しいのはどれでしょう。A:売上高は減収だった。B:経常利益は前年同期比44.1%減った。C:通期計画は上方修正された。

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答えはBです。経常利益は138億400万円で44.1%減でした。売上高は増収で、通期計画は据え置きです。

校長のひとこと

教室の隅では、シーラカンス校長が静かに眠っていました。目をうっすらと開けて、ひと言だけ残します。

『わしは4億年、売ったことがない。売上が増えても安心はするな。残りの行を読め』

校長はまた静かに眠りにつきました。

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出典と確認日

  • TDnet適時開示『2027年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)』アルプスアルパイン(2026年10月30日 15:30開示)
  • 確認日:2026年10月31日

この記事は学習用の情報で、投資の勧誘や助言ではありません。投資の判断はご自身でお願いします。先生や生徒の名前はフィクションで、実在の企業・団体・人物とは関係ありません。

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