ウハウハ高等学校/日本株の教室
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NTN 2026年10月30日 四半期決算!

霞を食って、配当で暮らすのじゃ井松仙人/日本株の教室

朝のホームルーム

朝の教室です。三岡新入生(アベニーパファー)が、決算短信の数字を指でなぞっています。『先生、NTNの決算です。売上は2.8%しか増えていないのに、純利益は76.2%増です。数字の置き間違いじゃないんですか』

出席をとっていた村野教頭(エレファントノーズ)が答えます。『三岡、出席。置き間違いではありません。売上と利益は別の行です。伸び率が違うのは、決算では普通のことです』

日本株学科の井松先生(ハイギョ)が口を開きました。『ベアリングの会社は、費用の削り方が利益に出る』三岡は緊張でぷくっとふくらみました。『ひぇっ、それ、月いくらからですか?』

NTNの中間決算
売上の伸びと利益の伸びの差

6472
中間決算
2027年3月期 第2四半期(2026年4〜9月)・日本基準
純利益 54億6,100万円 前年同期比+76.2%

1主要数字

項目 実績 前年同期比
売上高 4,135億7,900万円 +2.8%
営業利益 173億7,100万円 +35.0%
経常利益 122億200万円 +39.8%
純利益 54億6,100万円 +76.2%

2数字で見る

58.1%通期経常計画210億円への進捗率
+2.8%売上高の伸び 純利益の伸びは+76.2%

3計画と要因

通期計画売上高8,100億円・経常利益210億円を据え置き
増益の要因売価転嫁や固定費削減などが寄与(短信の説明)

4確かめる点

  • 売上と利益の伸び率の差を見る
  • 増益の理由を短信の説明で確かめる
  • 進捗率と下期の前提を照らし合わせる
ウハウハ高等学校

授業:NTNの中間決算を読む

村野教頭が黒板の前に立ちました。『では授業です。NTNが2026年10月30日に発表した、2027年3月期第2四半期(中間期)の決算短信〔日本基準〕(連結)です。期間は2026年4月から9月まで。要点は3つに絞ります』

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要点1:売上は2.8%増、純利益は76.2%増

売上高は4,135億7,900万円で、前年同期比2.8%増でした。営業利益は173億7,100万円で35.0%増、経常利益は122億200万円で39.8%増、親会社株主に帰属する中間純利益は54億6,100万円で76.2%増です。売上の伸びは小さくても、利益の伸びは大きくなることがあります。この差が、この決算の中心です。

三岡が尋ねます。『売上があまり増えていないのに、どうして利益が増えるんですか』村野教頭は答えました。『利益は売上から費用を引いた残りです。価格の見直しや費用の削減が進めば、残りは大きくなります。短信には、その説明が書かれています』

前年同期の数字も並べておきます。売上高は4,022億5,600万円、営業利益は128億6,500万円、経常利益は87億2,700万円、純利益は31億円でした。売上の増加分は113億円ほどですが、純利益は23億円あまり増えています。残りの増え方が大きい決算です。

要点2:増益の理由は、売価転嫁と固定費の削減

短信では、中間期の営業利益について、売価転嫁や固定費削減などが寄与したと説明されています。売る価格への転嫁と、固定費の削減は、売上の伸びが小さい時期に利益を守る代表的な手段です。決算を読むときは、増えた金額だけでなく、短信が挙げている理由の行まで確かめることが大切です。

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井松先生が目を細めます。『理由の書かれていない増益は、来期に続くか分からんのじゃ』

村野教頭が頷きました。『理由が書かれている増益は、次の決算でも同じ物差しで確かめ直すことができます』

要点3:通期計画は据え置き、経常の進捗率は58.1%

通期計画は、売上高8,100億円、営業利益330億円、経常利益210億円、純利益150億円のままで、据え置かれました。上期の経常利益の進捗率は58.1%です。半年で計画の半分を超える進み具合ですが、下期の前提は短信で照らし合わせる必要があります。据え置きの決算では、進捗率と下期の見方をセットで読むことが大切です。

村野教頭が黒板を指しました。『伸び率の差、理由、進捗率。この3点を押さえれば、決算の骨格は読めます。うまい話のにおいは、だいたい分かります。だいたい』井松先生が返します。『霞を食って、配当で暮らすのじゃ。わしは費用の行を見る』三岡は大きく頷きました。

小テスト

では小テストです。NTNの中間決算の読みとして正しいのはどれでしょう。A:売上高が76.2%増えた。B:純利益が76.2%増えた。C:通期計画が上方修正された。

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答えはBです。純利益は54億6,100万円で76.2%増でした。売上高の増加は2.8%で、通期計画は据え置きです。

校長のひとこと

教室の隅では、シーラカンス校長が静かに眠っていました。目をうっすらと開けて、ひと言だけ残します。

『わしは4億年、売ったことがない。小さな伸びの売上でも、残りは大きくなることがある』

校長はまた静かに眠りにつきました。

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出典と確認日

  • TDnet適時開示『2027年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)』NTN(2026年10月30日 16:00開示)
  • 確認日:2026年10月31日

この記事は学習用の情報で、投資の勧誘や助言ではありません。投資の判断はご自身でお願いします。先生や生徒の名前はフィクションで、実在の企業・団体・人物とは関係ありません。

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