今日は住宅のZEHとは何かを学びます。補助を調べるときの、公式サイトの見方がわかります。
朝のホームルーム|住宅のZEHとは?
間取り図を丸めて、双眼鏡のようにのぞきながら、三岡新入生が入ってきました。実は、内見の帰りです。
「主任、不動産屋さんに『ZEH対応です』って言われました。ゼッチ? ゼット・イー・エイチ? ぷくっ(ふくらみ1回)」
すると、村野教頭が間取り図を預かり、出席をとります。「三岡さん、出席。今日の検索語は『住宅のZEHとは』です」

まず、環境省は、住宅のZEHの魅力に、光熱費を抑えられることを挙げています。ただ、補助には期間があります。つまり、「公式の最新」を見る習慣が大事です。
住宅のZEHとは
4つの呼び名と補助の見方
サイトで確認
1ZEHの組み立て方
家で使うエネルギーと創るエネルギーを、1年間で釣り合わせます。
2一次エネルギー消費量の削減(%)
ZEH Orientedは省エネのみで20%の削減です。
3補助の受付期間の読み方
4ZEH水準の見かた
- ZEHと同じ断熱・消費性能
- 創エネの有無は問わない
- 太陽光がないと呼べない
- 申し込めば全員に補助が出る
授業:住宅のZEHと補助
村野教頭「では、要点は3つ。私が教えます」
要点1 住宅のZEHは「1年の収支がゼロ以下の家」
住宅のZEHは、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略です。また、資源エネルギー庁は「エネルギー収支をゼロ以下にする家」という意味と説明しています(2026年10月25日確認)。具体的には、家で使うエネルギーと、太陽光などで創るエネルギーを、1年間で釣り合わせます。
たとえ話は、購買部のお小遣い帳です。支出が「使うエネルギー」、収入が「創るエネルギー」。つまり、1年間の収支がゼロ以下なら、ZEHです。断熱を高め、設備を省エネにし、太陽光で創ります。

ムコブカ主任「放電は得意、貯めるのは苦手。安全確認、ヨシ! ……つまり、ZEHは創るのが得意な家だな」。三岡がぷくっ(ふくらみ2回)。

要点2 住宅のZEHの呼び名は4つ。ZEH水準も覚える
資源エネルギー庁の資料では、省エネと創エネで一次エネルギー消費量を基準値から100%削減できるものがZEH、75%削減がNearly ZEH、50%削減がZEH Readyです。一方、省エネのみで20%削減するものは、ZEH Orientedと定義されています。

さらに、もう一つ、ZEH水準があります。環境省の説明では、ZEHと同じ断熱性能とエネルギー消費性能を満たし、創エネの有無は問わない住宅です。しかも環境省は、遅くとも2030年度以降に新築される住宅は、ZEH水準を満たすことが最低ラインになる、とも書いています。
三岡「ひぇっ、それ、月いくらからですか?」

教頭「家の値段は地域や仕様で変わります。うまい話のにおいは、だいたい分かります。だいたい。まず名前の違いからです」
ちなみに、ZEHは太陽光で創るので、ためる話もつきものです。なお、この点は、別の解説記事でも詳しく書かれています。
家庭用蓄電池は、住宅の太陽光と組み合わせて自家消費を高め、停電のときに最低限の電気を確保する設備と説明されています。
参考:家庭用蓄電池の役割と系統用との違い
要点3 補助は「公式の最新」で確認する
次に、2026年度の新築の補助には、国土交通省と環境省が行う「みらいエコ住宅2026事業」があります(経済産業省を含む3省は「住宅省エネ2026キャンペーン」として連携しています)。たとえば、子育て世帯等を対象とする長期優良住宅・ZEH水準住宅の新築が、支援の対象の一つです。ただし、対象世帯の条件は、公式サイトで確認が必要です。
また、受付期間も大切です。公式サイトによると、注文住宅の新築(ZEH水準住宅に限る)の第2期の受付期間は、2026年5月13日から2026年9月30日までです。ただ、2026年10月25日の時点で、この区分の期間は終わっています。なお、次の受付は、公式サイトで確認してください。
一方、報道発表資料には、新築の申請受付は予算の上限に達するまで、遅くとも2026年12月31日までと書かれています。また、予算には上限があるため、早めに終わることもあります。

さらに、補助額は、住宅の種類や地域、条件で変わります。ここは細かいので、公式サイトで確認してください。また、ローンや税金の判断は、専門家にも確認しましょう。
小テスト|住宅のZEHクイズ
では、問題です。住宅のZEHのうち、「ZEH水準」の説明として、正しいものはどれでしょう。
- A 太陽光発電が付いていないと、ZEH水準とは呼べない
- B ZEHと同じ断熱性能とエネルギー消費性能を満たし、創エネの有無は問わない
- C 申し込めば、全員に補助が出る
答えはBです。創エネの有無は問われません。さらに、補助にも、期間や予算の上限があります。
今日の宿題
まず、住宅のZEHの補助を調べるため、「みらいエコ住宅2026事業」の公式サイトを開いて、気になる区分の「受付期間」の行を探してください。日付のメモだけで合格です。
校長のひとこと
シーラカンス校長は、間取り図の話から寝ています。……すう。
やがて、鐘で目を開けます。「家は、読んでから買え。でも、カタカナは、あとから覚えればよい」。ぐう。
蓄電池・太陽光の事業化について、事業者に相談したい方はこちらです。(外部サイトへ移動します)
相談窓口へ進む
放課後・購買部
購買部のマネッコ先輩「へい、らっしゃい!今日のパンは生地をこねてるとこでやんす。準備中ですんで、しばしお待ちを」
教頭の補習(希望者だけ) もっと突っ込んで知りたい人へ。ウハウハ高等学校には、月額1,000円の有料オンラインコミュニティがあります。最新情報の配信、チャットでの質問、会員同士の交流ができます。入りたい人だけ、入学案内をのぞいてください。コラムは、これからもずっと無料で読めます。
次回予告
次回は、サロン見極め科です。ニッコリ先生が、扉の前で待っています。教室はこちらです。
事業者向けの実務は、zeusの蓄電池の補助金の実務も参考になります。ウハウハ高等学校の家庭の省エネ補助金まとめもあわせてどうぞ。
一次情報は環境省 ecojin「「ZEH」は未来の住まいのスタンダード」でも確認できます。
合わせて読みたい
出典と確認日
- 資源エネルギー庁 エネこれ「ZEH」:https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/zeh.html
- 資源エネルギー庁 ZEH・ZEH-M委員会資料2025年5月:https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/general/housing/data/250528.pdf
- 環境省 ecojin「「ZEH」は未来の住まいのスタンダード」:https://www.env.go.jp/guide/info/ecojin/feature1/20251203.html
- 国土交通省「みらいエコ住宅2026事業について」:https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk4_000310.html
- 国土交通省 報道発表資料:https://www.mlit.go.jp/report/press/house04_hh_001323.html
- みらいエコ住宅2026事業 公式サイト:https://mirai-eco2026.mlit.go.jp/
- 確認日:2026年10月25日
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