この授業では、FOMCとは何かがわかります。声明文の読み方と、会合の日程も見ます。
朝のホームルーム|FOMCとは何か分からない
夜の教室。窓の外は、水槽の暗がりです。三岡新入生(アベニーパファー)が、スマホの画面を指でつついています。
三岡「『FOMC、結果発表』って通知が来ました。英語だらけで、どこを読めばいいか分かりません」

村野教頭(エレファントノーズ)「三岡くん、出席。検索窓には『FOMC 結果 ニュース 読み方』ですね」。すると、ぷくっ、と三岡がふくらみました(ふくらみ1回)。
実は、声明文は、全部読まなくて大丈夫です。FOMCとは何かが分かれば、読む場所も見えてきます。たとえば、見るのは3か所だけ。そう聞くと、少し気がラクになります。
FOMCの声明文は
3か所だけ読む
会合の予定
1声明文の読む順番
9月は12人が投票し、全員一致でした。
22026年の会合日程
3数字で覚える
410月会合のあとの流れ
10月の会合には、経済見通しはつきません。
授業:FOMCとは?ニュースの読み方
村野教頭「要点は3つです。FOMCとは何か。声明文のどこを読むか。いつ出るか」

1つ目:FOMCとは何か
まず、FOMCとは、米国の中央銀行にあたる連邦準備制度の、金利の方針を決める会議です。また、委員は12人。そして、定例会合は年8回です。
なお、2026年の日程は、1月27〜28日、3月17〜18日、4月28〜29日、6月16〜17日、7月28〜29日、9月15〜16日、10月27〜28日、12月8〜9日です。また、FRBのカレンダーには、「各会合の日程は、直前の会合で確認するまで暫定」という注記があります(注記は2027年の一覧の下にあります)。
和大先生(ブラックゴースト)が、メガホンを持って後ろ向きに入ってきました。「押忍!話題は全力で拾う、見通しはネガティブ全開!」
村野教頭「でも先生、見通しは書きません」。和大先生「押忍。では、声明文を後ろから読みます。後ろ向きなので、得意です」
2つ目:FOMCとは?声明文の3か所を読む
FOMCとは何かを押さえたら、声明文の3か所を読みます。次に、下の図の順に読みます。1つ目は、政策金利の誘導目標です。つまり、米国の政策金利は、銀行どうしが翌日までお金を貸し借りするときの金利(フェデラル・ファンド金利)の目標です。幅で示されます。

9月16日の声明では、誘導目標を0.25ポイント引き上げ、3.75〜4%としました。2つ目は、景気や物価の文言です。同じ声明に、景気は堅調なペースで拡大、インフレは高い水準、とあります。そして、前回の声明と並べると、変わった言葉が分かります。
3つ目は、賛成と反対です。たとえば、9月は12人が投票し、全員一致でした。つまり、反対票があれば、見出しになりやすい点です。
三岡「サムネに『FOMCの結果で一発逆転』と書いた動画がありました」。村野教頭「うまい話のにおいは、だいたい分かります。だいたい。むしろ、声明文は、逆転の道具ではなく、読み物です」
次に、見出しの言葉は、次の表で確認します。

三岡「議事要旨って、ひぇっ、それ、月いくらからですか?」。村野教頭「もちろん、無料です。会合の3週間後に、FRBの公式ページに出ます」
金利のニュースは、世の中全体の流れの一部です。仕事の準備にも、同じ考え方が使えます。
商談前に仕込む情報は、相手の会社、相手の業界、世の中全体の流れ(金利、為替、景気など)の3層で考える、という内容です。
参考:営業の情報収集のコツ|商談前に仕込む3つの情報
この点は、別の解説記事でも詳しく書かれています。
3つ目:FOMCとはいつ出る会議か
まず、9月の声明は、米東部時間の午後2時(夏時間)に出ました。そして、10月28日の会合なら、日本時間で10月29日の午前3時ごろになる計算です。
また、議事要旨は、決定の3週間後です。10月会合なら、11月18日ごろの計算です。さらに、次は12月8〜9日で、この回は経済見通しがつきます。ただし、10月の会合は、つきません。

FOMCとは、日程とセットで覚える会議です。上の図が、これからの流れです。ただし、日程は変わることがあるため、FRBのカレンダーで確かめてください。
2026年10月25日時点の情報です。そのため、最新の情報は公式サイトで確認してください。
小テスト|FOMCとはの確認
さて、FOMCとは何かの確認です。FOMCの声明文を読むとき、最初に見る場所はどれでしょう。
- A 政策金利の誘導目標を、動かしたかどうか
- B ニュースの見出しの文字の大きさ
- C 来年の株価の予想
答えはAです。つまり、利上げ、利下げ、据え置きのどれかが、まず分かります。株価の予想は、声明文には書かれていません。
今日の宿題
では、FOMCとは何かを日程で確かめます。FRBのFOMC日程のページを開いて、10月27〜28日と12月8〜9日を手帳に書きましょう。しかも、英語が苦手でも、数字を拾えば大丈夫です。お金はかかりません。3分で終わります。
校長のひとこと
すると、授業の途中から寝ていたシーラカンス校長が、そっと目を開けました。
校長「……金利はな、天気予報ではないぞ。……わしは4億年、売ったことがない」

それだけ言って、また寝ました。
放課後・購買部
購買部のマネッコ先輩「へい、らっしゃい!今日のパンは、夜なべで仕入れ中でやんす。準備中ですが、また寄っておくんなせえ」
教頭の補習(希望者だけ) もっと突っ込んで知りたい人へ。ウハウハ高等学校には、月額1,000円の有料オンラインコミュニティがあります。最新情報の配信、チャットでの質問、会員同士の交流ができます。入りたい人だけ、入学案内をのぞいてください。コラムは、これからもずっと無料で読めます。
次回予告
次は放課後バイト科です。テッポウウオの天楽先生が、水を飛ばして待っています。三岡が、夜のお金の使い方を聞きにいきます。教室は放課後バイト科です。
合わせて読みたい
出典と確認日
- 米連邦準備制度理事会(FRB)「FOMC 会合カレンダー」 https://federalreserve.gov/monetarypolicy/fomccalendars.htm
- 米連邦準備制度理事会(FRB)「FOMC」 https://www.federalreserve.gov/monetarypolicy/fomc.htm
- 米連邦準備制度理事会(FRB)「2026年9月16日のFOMC声明」 https://www.federalreserve.gov/newsevents/pressreleases/monetary20260916a.htm
- 確認日:2026年10月25日
この記事は学習用の情報で、投資の勧誘や助言ではありません。投資の判断はご自身でお願いします。先生や生徒の名前はフィクションで、実在の企業・団体・人物とは関係ありません。
この学科の記事を読む順に並べたページは、ニュース耳より科のまとめ|記事の一覧と読む順番です。
この記事が気に入ったら、シェアしてください
関連サイト
- コミッターズ:営業と販路開拓の実務コラム
- 令和の総合商社:あらゆる商いを、ひとつの窓口から
- SAMURAI TIMES:経営者のための士業情報メディア
- ニコニコデスク:仕事と暮らしの実務メディア
- 今日一日:心と生き方を整えるメディア
- HYPE:クリエイターのためのメディア
- 源氏小町:美容と健康のメディア
- Antithesis:常識を疑うメディア
- BUTSU×2:スキルと物の物々交換
- みんなの企業新聞:経営者の出会いと販路づくりの新聞
- ENERGY BANK:系統用蓄電池の専門メディア
- はてなブログ(ウハウハ高等学校|投資の教室):投資の教室
- アメブロ(令和の総合商社):令和の総合商社のアメブロ
- note(コミッターズ):コミッターズのnote
