朝のホームルーム
2026年10月30日の朝、三岡新入生は来週の予定表を持ってきました。「金融政策の発表が続いた週が終わります。来週は何を見ればよいのですか」。

和大先生が後ろ向きに泳ぎながら言いました。「押忍!話題は全力で拾う、見通しはネガティブ全開!」。村野教頭が言いました。「来週は中央銀行の大きな会合がない代わりに、選挙と雇用統計の週です。来週の経済予定を、日付の順に、8つの予定として並べます」。

来週の経済予定11月2日〜6日
注目8選カレンダー
8選
1この週の数字
2日付ごとの中心
3読む3手順
11月2日(月)海外|中国・RatingDog製造業PMI
中国の製造業PMI(購買担当者景気指数。企業の担当者への聞き取りで景気の方向を見る数字)は、日本時間の午前10時45分に発表される予定です。50が拡大と縮小の境目とされます。結果が出たら見るのは、数字そのものと、前月からの向きです。中国の工場の動きは、日本の部品や素材の会社のニュースにもつながります。
11月2日(月)海外|米ISM製造業景気指数
アメリカのISM製造業景気指数は、米東部時間の午前10時、日本時間では11月3日の午前0時の発表予定です。アメリカは11月1日に夏時間が終わるため、この週から発表時刻の日本時間は1時間遅くなります。製造業の新規受注や雇用の内訳もあわせて公表されます。結果が出たら、総合の数字と内訳の両方を見ます。
11月2日(月)海外|アップルの決算発表
アメリカのアップルは、11月2日の米市場の引け後に決算を発表する予定です。決算(会社が定期的に発表する成績の資料)で見るのは、売上と利益の実績と、会社が示す次の時期の見通しです。見通しは予定であって確定ではない、という分け方は先週の決算週と同じです。日本時間では11月3日の朝にニュースが届きます。
11月3日(火)国内|文化の日で東証は休場
11月3日は文化の日で、日本の株式市場は休場です。同じ日にアメリカでは中間選挙の投票が行われますが、アメリカの市場は通常どおり開きます。日本の市場が休みの日に海外で大きな出来事があると、翌営業日の朝にまとめてニュースが届きます。休場の日は、翌日の確認の順番を先に決めておく日です。
11月3日(火)海外|米中間選挙の投票日
アメリカの中間選挙は、連邦議会の上下両院の構成を決める選挙です。投票は米東部時間の11月3日に行われ、開票は日本時間の11月4日の取引時間中に進みます。結果が出たら見るのは、多数派の組み合わせと、税制や規制の方針についての報道です。選挙の結果で株価がどう動くかの予想は書きません。和大先生が言いました。「開票は、数字が1つずつ増える発表だ。全力で拾うが、途中で結論は出さない」。
11月3日(火)海外|豪中銀の政策金利
オーストラリアの中央銀行は、日本時間の午後0時30分に政策金利を発表する予定です。あわせて、アメリカの9月分のJOLTS求人件数も、米労働統計局から発表されます。金利の発表で見るのは、決まった数字と、声明で使われた言葉です。豪ドルは、日本の個人投資家も多く見る通貨のため、為替のニュースで取り上げられます。
11月4日(水)海外|米ISM非製造業景気指数
アメリカのISM非製造業景気指数は、サービス業の景気を見る数字で、日本時間では11月5日の午前0時の発表予定です。アメリカの経済はサービス業の割合が大きいため、製造業の指数と並んで見られます。結果が出たら、製造業の数字との違いを見ます。同じ週に2つのISMが出るため、並べて読む週です。
11月5日(木)海外|英中銀の政策金利
イギリスの中央銀行は、11月5日に政策金利を発表する予定です。同じ日には、アメリカの7月から9月期の生産性・コストの速報が、米労働統計局から発表されます。金利の発表は、決まった数字だけでなく、何対何の票決だったかも報じられます。票の分かれ方は、次の会合への考え方を読む材料です。
11月6日(金)海外|米雇用統計(10月分)
週の最後は、アメリカの10月分の雇用統計です。米労働統計局の公式予定では、米東部時間の午前8時30分、日本時間では午後10時30分の発表です。見る数字は、非農業部門の雇用者数の増減と、失業率と、賃金の伸びの3つです。11月はFOMC(アメリカの金融政策を決める会合)がないため、この雇用統計と、翌週の消費者物価指数が、12月8日から9日の次の会合への材料になります。三岡はぷくっとふくらみました(ふくらみ1回)。「金曜の夜10時半ですか。起きていられるか心配です」。

教頭は言いました。「数字は翌朝でも読めます。発表の直後に慌てることが、読み方ではありません」。
一週間の早見表
- 11月2日(月):中国・製造業PMI(午前10時45分)/米ISM製造業(日本時間11月3日午前0時)/アップル決算(米市場の引け後)
- 11月3日(火):国内は文化の日で休場/米中間選挙の投票日/豪中銀の政策金利(午後0時30分)
- 11月4日(水):中間選挙の開票が東京時間に進む/米ISM非製造業(日本時間11月5日午前0時)
- 11月5日(木):英中銀の政策金利/米生産性・コスト
- 11月6日(金):米雇用統計(午後10時30分)
予定は変更されることがあります。必ず公式発表で確認してください。この記事は2026年10月30日時点の情報です。最新の情報は公式サイトで確認してください。
米国の雇用統計や消費者物価指数の発表予定と結果は、米労働統計局(BLS)が公式に公表します。日本の金融政策の決定内容や物価の統計は、日本銀行が公式サイトで公表しています。消費者物価指数などの公的統計は、総務省統計局が公表しています。
合わせて読みたい
出典と確認日
- 出典:米労働統計局の発表予定、経済指標カレンダー(みんかぶ)ほかの予定表
- 確認日:2026年10月30日
この記事は学習用の情報で、投資の勧誘や助言ではありません。投資の判断はご自身でお願いします。先生や生徒の名前はフィクションで、実在の企業・団体・人物とは関係ありません。
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