ウハウハ高等学校/ニュース耳より科
ウハウハ高等学校ニュース耳より科

為替介入とは?財務省の公式データで、だれが決めて、どこで確かめるかを読む

押忍!話題は全力で拾う、見通しはネガティブ全開!和大先生/ニュース耳より科

この授業では、為替介入とは何かがわかります。何をするか、だれが決めるか、どこで確かめるかを見ます。

朝のホームルーム|為替介入とは何か

三岡新入生は、教室の後ろのドアから、顔だけそっとのぞかせました。しかも、ニュースの文字が頭から離れません。

三岡「先生、そもそも、為替介入って、だれが、どこに、介入するんですか? ひぇっ、それ、月いくらからですか?」ぷくっ(ふくらみ1回)。

三岡新入生「先生、そもそも、為替介入って、だれが、どこに、介入するんですか? ひぇっ、それ、月いくらからですか?」

村野教頭「三岡さん、もちろん、月額はありません。出席をとります。円さん、ドルさん……通貨は欠席ですね」

村野教頭「三岡さん、もちろん、月額はありません。出席をとります。円さん、ドルさん……通貨は欠席ですね」

ところで、為替は、お土産選びにもつながる身近な話です。為替介入とは、為替相場を落ち着かせるための取引です。たとえば10ドルのお土産は、円安のときほど、円で払う金額が増えます。

為替介入は
財務大臣が決め、日銀が動く

2026年10月25日
時点の公表データ
外国為替平衡操作|実績は財務省が公表
2026年4〜6月期 3日で合計11兆7,349億円 ▶ 8月27日〜9月28日は0円

1為替介入のしくみ

STEP 1相場が大きく動く
STEP 2財務大臣が実施を決める
STEP 3日本銀行が実務を行う

円安のときは「ドル売り・円買い」の介入を行うことがあります。

2公表された介入の総額

11兆7,349億円2026年4〜6月期の合計
0円2026年8月27日〜9月28日

4〜6月期は4月30日・5月4日・5月6日の3日。売買の向きは米ドル売り・日本円買いでした。

3公表の頻度

介入した総額1か月ごと
日・金額・通貨の詳細四半期ごと
  • 財務省「外国為替平衡操作の実施状況」で確認
  • 次の公表予定は変わることがあります

4覚える3つ

  • 正式名称は外国為替平衡操作
  • 基本は市場の需給で決まる
  • 決めるのは財務大臣、動くのは日銀
ウハウハ高等学校

授業:為替介入とは

村野教頭「為替介入とは何か、3つの質問で整理します。何をするのか。だれが決めるのか。どこで確かめるのか」

要点1 為替介入とは何をするのか

まず、為替相場(円とドルなどの交換比率)は、基本的に、市場の需給で決まります。ただ、財務省は、思惑などで大きく動いて不安定になったとき、通貨当局が相場の安定を目的に、市場で外国為替取引を行うことがある、と説明しています。つまり、これが為替介入で、正式名称は外国為替平衡操作です(2026年10月25日確認)。

また、日本銀行は、目的を「為替相場の急激な変動を抑え、その安定化を図ること」としています。さらに、急激な円安に対応するときは、ドルを売って円を買う「ドル売り・円買い介入」を行う、とも説明しています。

為替介入とは何かを、購買部の人気パンにたとえます。たとえば、みんなが一斉に買いに走ると、値段が跳ねます。そこで学校側が売買に加わって落ち着かせる。つまり、介入は、そのお金の世界版です。

要点2 為替介入とはだれが決めるのか

まず、日本では、為替介入は財務大臣の権限で実施するとされています。そして、日本銀行は、財務大臣の代理人として、その指示に基づいて実務を行います(日本銀行、2026年10月25日確認)。つまり、決めるのは財務大臣、動くのは日本銀行、という分担です。為替介入とは、財務大臣と日本銀行の分担で動く仕組みです。

ウハウハ高等学校の無料診断

先生、ぼくに合うのはどれ?

あなたに合う証券会社が、3問・1分で分かります。

証券会社診断を受ける
為替介入とはどう動くかを示す図。財務大臣が決め、日本銀行が代理人として実行し、財務省が実績を公表する流れ。

すると、和大先生が後ろ向きのまま、黒板に「円」と書きました。字は逆さです。「押忍!話題は全力で拾う、見通しはネガティブ全開!」

村野教頭「ネガティブは自由ですが、この教室は予想をしません」。和大先生は、また後ろ向きに戻りました。

要点3 為替介入とはどこで確かめるのか

為替介入とは、実績が公表される取引です。答えは、財務省の「外国為替平衡操作の実施状況」です。介入した総額は1か月ごと、実施した日・金額・売買した通貨の詳細は四半期ごとに、公表されています。なお、次の公表予定は、下の図のとおりです(予定は変わることがあります)。

為替介入とは別に見る公表日程の図。財務省が公表を予定している、月次と四半期の外国為替平衡操作の実施状況の日程。

たとえば、2026年4月〜6月期は、4月30日、5月4日、5月6日の3日で、合計11兆7,349億円。売買の向きは「米ドル売り・日本円買い」でした(2026年8月7日発表)。一方、2026年8月27日〜9月28日の総額は0円です(9月30日発表)。

さらに、2022年以降で介入のあった四半期の合計は、下の図のとおりです。

財務省が公表した、2022年以降で介入のあった四半期ごとの介入額の合計。2026年4〜6月期が約11.73兆円。

村野教頭「特に、『介入のタイミングが分かる』とうたう商材には要注意です。うまい話のにおいは、だいたい分かります。だいたい」

ちなみに、為替レートは、輸入品の関税を計算するときにも使われます。この点は、別の解説記事でも詳しく書かれています。

輸入品の関税は、外貨建ての価格を税関が公示する為替相場で円に換算して計算するなど、貿易の用語を質問と答えで整理した内容です。
参考:貿易条件と関税の基礎は?輸出入の用語を質問で整理

ウハウハ高等学校のIPO速報

先生、注目のIPOは?

目論見書を読み込んだAIランクと、初値の速報を毎日更新しています。

IPO AIランクを見る

なお、2026年10月25日時点の情報です。そのため、最新の情報は公式サイトで確認してください。

小テスト|為替介入とはの確認

さて、為替介入とは何かの確認です。問題:日本で、為替介入の実施を決める権限があるのは、だれでしょう。

  • A 日本銀行の総裁
  • B 証券会社の社長
  • C 財務大臣

答えはCです。そして、日本銀行は、代理人として実務を行います。

今日の宿題

では、為替介入とは何かを公式データで確かめます。財務省の「外国為替平衡操作の実施状況」のページを開いて、「公表予定」の日付を1つ、スマホにメモしてください。しかも、5分、無料です。もちろん、売買は不要です。

校長のひとこと

すると、村野教頭の声が子守歌になり、シーラカンス校長は夢の中。最後に、片目だけ開きます。

校長「……値段が荒れても、水は水じゃ。わしは4億年、売ったことがない」。そして、また寝ました。

シーラカンス校長「……値段が荒れても、水は水じゃ。わしは4億年、売ったことがない」

放課後・購買部

購買部のマネッコ先輩「へい、らっしゃい!棚はいま空っぽ、仕入れの最中でやんす。準備中ですので、またお越しを」

教頭の補習(希望者だけ) もっと突っ込んで知りたい人へ。ウハウハ高等学校には、月額1,000円の有料オンラインコミュニティがあります。最新情報の配信、チャットでの質問、会員同士の交流ができます。入りたい人だけ、入学案内をのぞいてください。コラムは、これからもずっと無料で読めます。

次回予告

そして、次回は放課後バイト科です。テッポウウオの天楽先生が、リーゼントに水しぶきをのせて待っています。教室は放課後バイト科です。

一次情報は財務省「外国為替平衡操作の実施状況でも確認できます。

ウハウハ高等学校の無料診断

先生、ぼくに合うのはどれ?

あなたに合う証券会社が、3問・1分で分かります。

証券会社診断を受ける

合わせて読みたい

出典と確認日

この記事は学習用の情報で、投資の勧誘や助言ではありません。投資の判断はご自身でお願いします。先生や生徒の名前はフィクションで、実在の企業・団体・人物とは関係ありません。

この学科の記事を読む順に並べたページは、ニュース耳より科のまとめ|記事の一覧と読む順番です。

この記事が気に入ったら、シェアしてください

関連サイト

もっと深く学ぶなら、ウハウハ高等学校の入学案内へ。

入学案内を見るメールで受け取る

ウハウハ高等学校の最新コラムを、メールでもお届けします。

Amazonのアソシエイトとして、当メディアは適格販売により収入を得ています。